『障害者を社会的に、自立させてあげたい』
社会福祉法人ひかりエコ・エンジニアリング会は、障害者の
継続就労支援事業として設立しました。

私たちは「NPO法人ひかりエコ・エンジニアリング」

を、就職弱者と呼ばれる知的・精神障害者の雇用の

受け皿として平成16年12月13日に設立しました。

その後平成25年8月2日に「社会福祉法人ひかり

エコ・エンジニアリング会」を設立し移行しました。

障害者の地域社会での自立生活を支援し、

親亡き後の安定した生活が送れるシステム作りも

視野に入れ活動しています。

知的障害者が住みなれた地域で、質の高い自立した

生活を送ることができるようにするにはどうすれば

良いでしょうか。

その中で一番の課題とは、就労問題です。

働くことにより所得を得て、経済的に安定する

ことが必要不可欠なのです。

また、一人ひとりの能力を生かし、自己実現を

図っていくためにも社会に参加し、就労を促進することは重要です。

また知的障害者が親を亡くしたと同時に、たった一人で生活しなくてはならないとしたらどうでしょうか。

現状のままでは、極めて困難な生活に陥ってしまいます。

そこで心の支えとして、明日に「夢」や「希望」を持てる環境創りが必要ではないでしょうか

私たち「ひかりエコ・エンジニアリング会」は、一人

でも多くの知的障害者が、夢や希望を持てる人生を

手に入れることを願っております。

そのためにも就労支援は欠かせない条件の一つです。

そこで産業廃棄物収集運搬業の許可、古物商の許可、

産業廃棄物処分業の許可を順に取得しました。

これら取得の目的は、企業から排出される

パチンコ台、パソコン等の手分解作業を通して、社会や環境に貢献することで、知的障害者自身が、仕事に自信と誇りを持ってもらえると考えたからです。

現在の状況ですが、法人設立以降、支援活動の取り

組みを県内の企業・遊技場商業組合・各種団体に

説明し、リサイクル供給を呼びかけて参りました。

しかし低コストの埋立て・焼却処理が定着しつつ

あるのが現状です。

廃棄物を細分化がすることが、一番環境に

やさしいのは皆さんご存じだと思います。

それなのに、環境問題の改善や障害者の雇用の確保に

繋がる事を理解して頂けない場合が多いのです。

リサイクル事業は、全て手分解作業の為、物作りと違ってストレスが溜まらず、障害者にとって精神的にも負担が少なく適しています。

その後平成18年6月には、NPO法人「小規模作業所だんしエコ作業所」を立ち上げ、

平成21年4月1日には、一般社団法人「継続就労支援型B作業所だんしエコ作業所」となり。

その後、社会福祉法人「だんしエコ作業所、国分寺作業所」に移行しました。

今後は、障害者自立就労支援活動のネットワークが一法人だけに止まらず、各地に

支援の輪が広がって行く事を推進していきたいです。